妊活をして気づいたこと

 

妊活をして気づいたこと/感じたことはたくさんあるのですが、まずは自分の中に潜んでいる今まで感じたことのない憎悪や、それが友人であったとしても人の幸せを心から喜べていないかもしれない自分への嫌悪感ですね。今までは妊娠報告を受ければ反射的に「いつ?!おめでとう!!!!」と言えていたはず(それも随分と昔になってしまったので感覚として薄れていますが)なのに、そう言う前の0.000001秒間に「なんで私はこんなに色々頑張ってるのに授かれないんだろう」とか「いいなぁーうちにも来てほしいなぁ」、とか。時には芸能人の妊娠報告なんかにはこんな所には書けないくらい心の中で悪態をついてしまうこともあります。発表の仕方が腹立つことってありませんか(笑)? それでも、きっと妊活を始める前の自分だったら「へ〜そうなんや〜」と流せていたことが流せなくなったり。今までの自分とは違う、自分の中のダークサイドを感じるような気がして時々怖いし、萎えます。

 

でもダークな一面が生まれたことによって、新たな気づきもあって。私は夫と結婚して妊活を始めるまで、自分の家族や近しい友人等の狭い範囲ではありますが不妊治療をしている人なんていませんでした。親も「出産日を狙って(早生まれが良かったそうです)あなたたちを産んだよ!我が家は絶対大丈夫やから」なんて、悪気なく昔から言っていたものですからそりゃあ私も「結婚して望めば妊娠もできるんだろうなぁ〜」「30歳までには産み切って、若いママになろーっと」とか思っていたんです。そしたらなんとなんと、なかなか出来やしない。出産日を狙う?絶対大丈夫?今の私じゃ口が裂けても言えません。あの母の発言は悪気はなかったとはいえ、不妊を経験していないからこそ言える発言だったんだろうなと思います。(勿論、今じゃ母は私が思うように授かれない状況もあり、発言にも配慮して妊活については優しく見守ってくれています。じゃなきゃ縁切ってます^^)

だからこそ、不妊という世界を知らないまま歳を重ねる羽目にならなくて本当に良かったと思えます。なんなら、なかなか授かれない状況が続いていることのメリットはそこぐらいしか今の所見つけられていません(笑)。自分の発言で誰かを無意識に傷つけてしまっていたかもしれないと思うと怖いです。当たり前だと思っていた生命の誕生は本当に奇跡だと思えますし、これから授かれても授かれなくても、妊活期間に感じた事は自分の人生にとって糧になるなと思っています。もしも私が子どもを授かれたら、子どもには自分の経験を絶対に話すと決めています。

結婚したという事実だけで、「子どもは?」とか「まだ作らないの?」なんてこのご時世に未だに言っている人がもしもこれを読んでおられたら、 くそダサいですし人間としてどうかと思うので発言を見直された方がいいですよ^^とお伝えさせてください。まぁそういう人は不妊の立場の人の文章なんて目に留まらないんですよね。だから言えちゃうんでしょう、かわいそうです。

 

 

 

 

最近アイスカフェラテが多くて、ホットをさぼっていたらラテアートの腕も落ちた気がします。継続は力なりですね…